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カナディアンメープルシロップに関するお知らせ
[2016年4月22日]

ケベック州が産みだす100%ピュア・カナダ産メープルシロップの恩恵
~メープル樹林は、東京の全乗用車が排出する炭素の10%相当を、自然に戻しています~

カナダのメープルシロップ産業を代表するケベック・メープル製品生産者協会と、調査会社AGECOグループとの最近の調査「ケベック州のシュガーブッシュに関わる生態系の財と公益的機能の評価」において、現在メープル製品の生産に利用されているケベック州のメープル樹林が、生態系保全の原動力となっていることが明らかになりました。この調査によると、私たちがほんの少しのケベック産メープルシロップをパンケーキやコーヒーに使うだけで、地球の生態系の財と公益的機能の保護に貢献できるというのです。このちょっとした行動は、朝食を食べている間にできてしまいます。通常、ケベック州法で保護されているメープル製品の生産に利用されているメープル樹林は、「人間の福利に必要不可欠であり、ほとんどの場合、人工的なもので代用できない※1」とされ、10億カナダドル(日本円で約850億円)分もの貨幣価値をもたらしています。

この調査では国際的に認められた手法に従い、メープルシロップを生産する樹林のもたらす恩恵を大まかに3つのカテゴリーに分けています。

  • 調整機能:地元地域や全地球規模の両面において、人々の暮らしやすい状況を維持する生態系に作用する物質的機能です。主な例としては土壌による水のろ過機能、浸食や気候変動対策が挙げられます。

    現在メープルシロップを生産中のメープル樹林は、毎年 962,200メトリックトンの炭素を貯蔵しています。これは年間で東京の全乗用車の約10%※2に当たる290,000台分の排出炭素を相殺できる規模です。それに比べ、メープルシロップの生産、包装、流通の過程で放出される炭素量は年間109,387メトリックトンです。
     
  • 供給機能:メープルの樹林が個人にもたらす直接の作用や物質的なものです。この分野には食物(メープル製品、キノコ類、ベリー類、その他の食用植物)、医薬品(朝鮮人参など)、観賞用産物(花や木材など)が含まれます。
     
  • 文化的機能:非物質的な恩恵です。美的恩恵、教育・伝統・文化全般に関する価値に加え、娯楽(エコシステム関連のレジャーや観光)も重要な例です。

その素晴らしい味、栄養価、そして甘味料としての可能性のために、多くの人がメープルを選んでいます。米国、カナダケベック州、日本及び英国だけで6,620万世帯がケベック産メープルシロップを消費しています。ケベック産メープルシロップは環境に優しい自然な食品を求める意識の高い消費者のニーズに合致しています。食べれば食べるほど恩恵も大きくなります。メープルシロップ生産に使われるメープルの樹林は、通常ケベック州法の規定により保護され、伐採されることはありません。

ケベック州には少なくとも5,300万本の未だ樹液が採取されていないメープル樹林があります。現在メープル樹林全体の経済的価値は27億カナダドル(日本円で約2,300億円)です。これで年間、東京の全乗用車の約1/4に当たる770,000台分の排出炭素を相殺できます。しかしながらこの価値は永続が保証されている訳ではありません。5,300万本の未採取の樹林は、通常生産に利用されるまでは保護されず伐採される可能性は常にあります。そうなれば、樹林がもたらす生態的恩恵を現世代と将来の世代から奪うことになります。

※1カナダドル=85円で計算

※1 Le capital écologique du Grand Montréal : une évaluation économique de la biodiversité et des écosystèmes de la Ceinture verte, report prepared by Groupe AGÉCO for the David Suzuki Foundation and Nature-Action Québec, February 2013, page 5.
※2 「東京の乗用車保有台数」一般財団法人自動車検査情報登録協会より https://www.airia.or.jp/publish/statistics/number.html

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